「オリエントの真珠」
真珠を愛する私より、世界各地の真珠にまつわる地域をご紹介させて
いただきます。
中東・西アジアの国シリアは旧約聖書の時代から続く文化や都市が今
も数多く残っています。隣の国レバノンの首都ベイルートから東に60Km
ほど内陸に入った地域にシリア・ダマスカスはあります。
古くは旧約聖書が書かれた時代から現代にも続く最古の都市の一つに
数えられる街で、アラビア半島やメソポタミア、地中海地域を結ぶ交易の
要衝として様々な歴史的支配を受けながらも、独特な文化形態を残し
ています。古くはローマ帝国にも支配された時代もありシリア属州として栄
えていました。そして、ダマスカスは世界一古くから人が住み続けている都
市としても知られています。

(巨大なスーク(市場)の入り口:古くはローマ時代の建築物や柱だそうです。)
この最古の都市は「オリエントの真珠」と讃えられ、長きに渡る古代都市
の歴史を誇りに現代も美しく壮麗なスーク(巨大な市場)とウマイヤド・モス
ク(西暦715年にウマイヤ朝に建てられたモスクで、イスラム教の第四の聖
地といわれています)が共存するなど、悠久の歴史を刻み続けています。

(ウマイヤド・モスクの内部:とても広く荘厳な雰囲気です。)
しかし、シリアも現在の中東情勢の中にあり、争いが起こらないとも限らず、
これほど美しい都市やそれを大切に残してきた人々の今後が危ぶまれます。
できればこれからも誇り高き古都市「オリエントの真珠」であってほしいもので
す。
「~の真珠」シリーズ
・「北ドイツの真珠」
・「バルト海の真珠」
・「ドナウの真珠」
みなみ
