20年の壁


友人が来社。

訳あって5月30日で設立20年を迎える会社を、
寸前の今月20日で閉める事 になった、という報告だった。

「20年の壁は超えられなかったよ」と話す彼の言葉は、
今までの沢山の経験や思いが詰まった、ほんとに重みのある深い一言に感じた。

弊社も設立して今年の12月で17年、創業では6月で20年を迎える。
このタイミングで彼が来て、そんな言葉を聞かせてくれたことに
私自身すごく意味を感じている。

国税庁のデータによると、今から10年前に作られた企業で
生き残っているのは6.3%程度。100社のうち6社。
それが20年になると0.3%程度、 1000社のうち3社になるらしい。

しかしながら、日本で一番古い会社は大阪の金剛組で、
聖徳太子の時代の西暦578年に創業され、すでに1400年を越えている。

それに100年以上の企業になると2万社近くも存在するそうだ。

帝国データバンクの本「百年続く企業の条件」によると、
100年企業の共通点として大事にしてきたことは、家訓(今でいう理念)、信、和。の三つ。

そして時代の変化に対応し、変化し続けてきてこれたこと。
表層的に見れば同なじ企業に見えても、理念以外の事業構造は大きく転換されている。

「すべての物事や人とのつながりを感じ、感謝、貢献し、
笑顔のタネをまく事ができる人になります」というのが弊社WSPの社是。

人として正しい姿勢を持ち未来に繋げていきたい。

わたなべ

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