真珠和尚
今日のお客様は千葉県からお来しの I 様 。
「今から大丈夫ですか？」という突然の来社のご予約ではあったが、
たまたま、その前のお客さまにご用意させて頂いていたタヒチ真珠の中から
ご要望に近そうなものがあったので、急遽ご来社頂く事になった。
一度に沢山の真珠を見て頂くと、お迷いになられて、
お客さまを困惑させてしまうことになるのが常なのだが、
今回はお客さまの要望をお越しになる前にしっかりヒアリングさせて頂くことが
できなかったので、いつもとはパターンを変えて、一度に沢山の真珠をご覧頂くことにした。
弊社にお越しになる前に、百貨店も含め銀座界隈の宝石店の真珠を
たくさん見てこられていたので、ご説明するまでもなく、
真珠の基礎知識やご自身の嗜好も明確になられていた。
その為、３０本以上あるタヒチ真珠の中から、数本に直ぐに絞りこまれ、
こちらが各真珠の特徴をご説させて頂く前に、お決めになられた。
お話の中で私が発した「弊社が真珠の駆け込み寺のような存在になれば幸いです」
というフレーズをお気に召して頂き、坊主頭の私にシックリきたのか、
喜んでいいのか微妙だが「真珠和尚」というニックネームをつけて頂いた。
お選び頂くより、雑談の時間のほうが長く、何とも楽しいお時間をいただきました。
ありがとうございました。
わたなべ